滋賀県米原市樋口にある米原インターチェンジの近くに本社がある有限会社合同製作所。
昭和48年5月に設立され、令和5年に50周年を迎えられました。41年前に長浜市から嫁いでこられ同社に入社し、事務職をされている鈴木幸子さんにお話しを伺いました。
会社についてと幸子さんの経歴
(有)合同製作所は、2代目である現在の社長の代で法人化されました。現在では社員29名(役員含む)、米原・山東・関ケ原の3工場を操業されています。
幸子さんは、独身時代は別の会社で働いていましたが、結婚して半年後に退職。長男を出産して、ご主人(現社長の弟)が勤務されている(有)合同製作所に就職されました。
創業50周年と従業員コミュニケーション
同社は今年(令和5年)で法人化して創業51年目に入りました。50周年の際には、従業員の家族も一緒に記念旅行に行かれたそうです。
以前は毎年慰安旅行を楽しんでいましたが、新型コロナウィルス感染症拡大の影響で自粛。
「久しぶりの旅行は3つの工場で働く従業員同士の良い交流の機会にもなりました。」
女性従業員も事務や現場で活躍され、80代の方も元気に働かれています。
業務内容
同社は金属製品加工業を行っており、主要な製品は大手企業のエンジン運搬用パレットです。角パイプの仕入れ、切断、溶接などをされています。また、米原市内の事業所と取引が多いですが、近隣だけでなく遠方とも取引があります。
幸子さんは事務を担当し、同じく事務職で働く姪御さんと協力して仕事を進めておられます。「たくさんの受注があるとやりがいを感じますし、社員との会話も楽しんで働いています。」
趣味と家族について
「お花が好きで、10年前からフラワーアレンジメントを習っています。また、ガーデニングでお花を育てることもしています。土いじりが大好きなんです。」お嫁さんや娘さんとも一緒にアレンジメント教室に行かれることもあるそうです。
また、ワンちゃんも家族の一員で、日々癒されていると語ってくださいました。趣味もお仕事も、家族と共に楽しみながら取り組んでいる幸子さんは、会社と家庭を程よい距離感で大切にされています。
これからについて
「お嫁に来てから必然と思ってここで働いていましたが、今となってもここで働けて良かったなと思っています。本当に嫌ならきっと辞めてました。これからは、若い世代にスムーズに事業を継承できればと思っています。」と最後に笑顔でお話いただきました。
幸子さんのインタビューから、合同製作所の業務内容や幸子さんについて知ることができました。
家族経営の温かい雰囲気と、次世代への期待が伝わります。趣味のお花やガーデニングも、彼女の生活に活気と癒しをもたらしています。幸子さんの言葉から、地道なものづくりと地域社会への貢献への誠実な姿勢が伝わってきました。これからも合同製作所は発展し、若い世代に受け継がれていくことでしょう。